「インサイドセールスに向いている人の特徴は?」
「どのような人を選ぶべきかわからない…」
「適正な人材を配置し、成功させたい」
近年、インサイドセールスの拡大により、多くの企業が導入する動きが高まっています。インサイドセールスの営業スタイルは従来のフィールドセールスの営業と異なります。そのため「向き不向きがわからず、どのような人材を配置したらよいかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インサイドセールスに向いている人、向いていない人の特徴を解説します。
この記事を読むことで、インサイドセールスに配置する人材をスムーズに決められます。
適正な人材を探すのに困っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
株式会社リードファクトリーでは企業のインサイドセールスをサポートする事業を運営しています。優秀な担当者をアサインさせ、売上最大化に貢献します。
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インサイドセールスが向いている特徴11個
インサイドセールスに向いている人の特徴は以下の11個です。
- 向上心がある
- 継続力がある
- 好奇心がある
- 楽観主義である
- 課題発見力がある
- 業務処理能力がある
- チャレンジ精神がある
- 事実ベースの思考がある
- コミュニケーション力がある
- ニーズを引き出す質問力がある
- 顧客に寄り添って信頼関係を築く力がある
それぞれ順番に解説します。
1. 向上心がある
自主的な学習を行うような向上心がある人は、インサイドセールスに向いています。インサイドセールスは近年注目された営業活動で、まだ確立したノウハウはありません。
そのためオンライン上でもわかりやすく説明するために、自社商材の知識を蓄えたり、営業方法を自主的に学んだりする必要があります。
またインサイドセールスでは、トークスクリプトも重要です。成約率が上がるトークスクリプトを考えたり、デモンストレーションを実施したりする行動は今後のインサイドセールスに大きな価値を与えます。
インサイドセールスの一員として、貢献する向上心は業務改善にも役立つでしょう。
また、こちらの記事「【効果絶大】インサイドセールスのトークスクリプト作成方法を解説!」では、トークスクリプトの作成方法について詳しく説明しています。
「トークスクリプトがまだない」という方はぜひ参考にしてみてください。
2. 継続力がある
コツコツと粘り強い継続力を持つ人は、インサイドセールスに向いています。なぜなら長期間かけて顧客にアプローチする必要があり、その成果も目に見えないからです。
インサイドセールスはリードをすぐに切り捨てるのではなく、継続的なコミュニケーションを取ります。そのため、見込み客が自社商品を検討するタイミングがきたら、すぐに連絡してもらえるでしょう。
またインサイドセールスはオフィス内で業務を進めていくので、環境の変化がありません。外回りがメインのフィールドセールスから配置転換すると、ストレスを感じる可能性があります。
忍耐強くコツコツと業務をこなすことが好きな人には、おすすめできる業務だといえます。
3. 好奇心がある
何事にも興味を持って深掘する好奇心がある人は、インサイドセールスに向いています。相手に興味を持つことで課題を解決できたり、信頼関係を構築したりできるからです。
知らない業界や職種でも、理解しようという姿勢は顧客との関係も築きやすい傾向があります。
どのような相手でも話を聞いて、楽しみながら業務に取り組める人材が理想的です。
4. 楽観主義である
楽観主義で諦めずに挑戦できる人は、インサイドセールスに向いています。インサイドセールスの業務では、物事が思ったように進みません。
具体的には以下のとおりです。
- 顧客からのクレームを受ける
- 営業活動でどこからも連絡が取れない
- 見込み客に送ったメールが開封されない
また以前失注した見込み客を掘り起こして、再度対応する場面もあるので、対応履歴から顧客に怯え、行動できないこともあるでしょう。
心が折れる出来事があってもポジティブに考えて行動し続ける人は、インサイドセールスに必要な人材です。
5. 課題発見力がある
顕在化されていないニーズを発見する人は、リードはもちろん、自社の売上にも貢献できるのでインサイドセールスに向いています。
気づいていない課題を発見し伝えることで、リードは自社を信頼し、商品やサービスを受注する可能性が高まります。その結果、自社の売上を伸ばせるでしょう。
また顧客は自社商材を受注せず、課題を解決できる場合もあります。しかし自社を信頼しているので「また何かあれば連絡してみよう」といった認知も獲得できます。
課題を発見する力は自社商材を紹介したり、認知拡大の手助けにもなるので、インサイドセールスには必須です。
なお、こちらの記事「【完全版】インサイドセールスのメリット12個|デメリットやポイントを解説」ではインサイドセールスを導入するメリットを解説しています。
「インサイドセールスの効果を知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください!
6. 業務処理能力がある
インサイドセールスの業務は多岐に渡るため、スピード感を持って効率良く仕事を処理する能力を持つ人は向いています。
具体的な業務は以下のとおりです。
- 対応履歴の記録
- 見込み客の調査とリスト作成
- 連携している部署との情報共有
- リードとの電話・メール送付・ミーティング
これらをすべて並行して進めなければならないので、ツールやテンプレートを使って効率的にこなしていきます。
また効率的な業務は対応できるリードや既存顧客が増えるので、成約率を高めて自社の売上を伸ばせます。
スピーディな対応を意識して取り組んでくれる人は、インサイドセールスでも重宝すべき人材です。
なお、こちらの記事「インサイドセールスツールおすすめ9選!選定ポイントも解説」ではツールについて詳しく解説しています。
「どのようなツールを導入するか迷っている」という方はぜひ参考にしてみてください。
7. チャレンジ精神がある
チャレンジ精神を持つ人が、インサイドセールスに向いている理由は以下の2つです。
- 業務内容が確立されていないことが多いから
- リードや既存顧客に質のよいアプローチをしなければならないから
企業によって、インサイドセールスの業務内容が確立していない場合、インサイドセールスの枠を超えて業務を行います。常に新しいことに触れるので、自分で考えて行動するチャレンジ精神が必要です。
また質のよいアプローチは試行錯誤を経て完成するので、チャレンジするシーンは必然的に多くなるでしょう。
具体的には、文言やタイミングを変えながらアプローチし、反響がよくなければ、別のアプローチで試してみるといった流れになります。
インサイドセールスの一員には、変化することを恐れないチャレンジ精神を持っている人が必要です。
8. 事実ベースの思考がある
インサイドセールスでは、物事を事実ベースで考えることが多いです。なぜなら顧客関係を築くには、具体的な数値や事例を用いて情報を伝えなければならないからです。
どれだけリードの課題に向き合っても、自分の感覚や思い込みだけでは、見込み客は情報を信用しません。「なぜなのか」や「どうしたらいいのか」という情報を数値や例で説得することで、リードは自社を信頼し始めるでしょう。
またインサイドセールスはリードの受注確度を高めて、フィールドセールスに引き渡します。見込み客の状況を正確に伝えて、成約率向上に貢献しなければなりません。
事実ベース思考を持つ人は顧客関係をスムーズに構築できたり、社内で正確な情報を共有したりできるので、インサイドセールスに向いています。
9. コミュニケーション力がある
コミュニケーション力がある人は、インサイドセールスに向いています。とくに電話やメールなどに対応するコミュニケーション力が必要不可欠です。
フィールドセールスのような訪問営業であれば、相手の表情や雰囲気から何を求めているのか判断できます。
一方でインサイドセールスは電話やメール、Web会議でコミュニケーションを取るので、声の抑揚やトーン、テキストなどで求めていることを判断しなければなりません。
オンライン上でのやり取りに嫌悪感がなく、相手の気持ちを汲み取る力がある人材は、インサイドセールスに向いているでしょう。
10. ニーズを引き出す質問力がある
相手の話を正確に聞いて、ニーズの詳細を引き出す質問力がある人は、インサイドセールスに向いています。なぜなら顧客が気づいていない潜在ニーズを解決し、信頼関係を構築したいからです。
たとえば、相手の立場で話を聞き潜在ニーズを見つけ、解決するような核心をつく質問をします。その結果、リードは自社に対して信頼を寄せてくれる可能性は高くなるでしょう。
顧客の立場に立って聞くヒアリング力と、潜在ニーズを解決する質問力があると、インサイドセールスの素養があるといえます。
11. 顧客に寄り添って信頼関係を築く力がある
どのようなことがあっても顧客に寄り添って信頼関係を築ける人は、インサイドセールスに向いています。
相手の立場で物事を考えて、顧客とともに課題を解決する姿勢は顧客にとって非常に心強くみえます。
他人事ではなく、自分事のように対応できる人はインサイドセールスに適するといえるでしょう。
インサイドセールスに向いていない特徴5つ
インサイドセールスに向いていない人の特徴は以下の5つです。
- 他人に無関心
- 業務体制が受け身
- 失敗を恐れる完璧主義
- コミュニケーションが苦手
- フィードバックに対しての苦手意識
それぞれ順番に解説します。
1. 他人に無関心
他人や世の中に対して無関心な人はインサイドセールスに向いていません。リードや既存顧客の課題解決には、まず興味を持つことが必要だからです。
無関心な態度が顧客に伝わると、相手はこれ以上情報を話さない可能性が高くなります。結果的に潜在ニーズにたどりつけず、信頼関係も構築できなくなるでしょう。
また最新情報を取り入れるアンテナも必要です。世の中への関心が薄いと新しい情報についていけなくなります。場合によっては顧客は会話にならないと判断し、離れていくかもしれません。
インサイドセールスはあらゆる物事に興味がある人に向いている営業スタイルだといえます。
2. 業務体制が受け身
業務体制が受け身な人はインサイドセールスに向いていません。なぜならリードのニーズを引き出し、最適な提案で成約、または商談案件に進めるために自ら動く必要があるからです。
インサイドセールスはノウハウがまだ確立していません。そのため電話やメールでのアプローチ内容やトークスクリプトの改善、商談までの仮説と業務フローなどを自分自身で考えます。
受け身姿勢だと改善や成約のための準備を怠ってしまい、思うような成果が出ません。
また自分で考えた上での行動は失敗することもあります。それでも能動的に動き続けられる精神力も必要です。
インサイドセールスは失敗しても挫折せず、積極的に改善することが重要なのです。
3. 失敗を恐れる完璧主義
失敗を恐れる完璧主義な人は、スピード感のあるインサイドセールスには向いていません。スピード感があり、失敗しても次の業務に進まなければならないからです。
インサイドセールスは具体的な業務のノウハウがまだ確立していないので、失敗が多くなります。しかし失敗を恐れて完璧を求めると、業務が進まなくなるかもしれません。
すべての顧客に対して完璧に応えることは難しく、ストレスを感じてしまうこともあります。
完璧に追い求めるのはよいことですが、インサイドセールスはスピード感を持ってこなす営業スタイルなので、注意しましょう。
4. コミュニケーションが苦手
コミュニケーションが苦手な人はインサイドセールスに向いていません。顧客と長期的なコミュニケーションを続けて信頼関係を構築したり、成約を目指したりする業務だからです。
コミュニケーションが苦手な人は、自分の言いたいことだけ話してしまう傾向があります。しかし、思っていることや考えていることがうまく伝えられなければ、リードや顧客の課題解決につながりません。
またインサイドセールスはフィールドセールスとのスムーズな連携を必要としています。コミュニケーションが苦手だと顧客情報の共有がうまくいかない可能性があります。
自分の伝えたいことを言語化しどのように伝えるか、さらに顧客の要望に臨機応変に対応する態度がインサイドセールスには必要です。
また「インサイドセールスとフィールドセールスの違いとは?連携方法も解説」では、フィールドセールスについて詳しく解説しています。
「フィールドセールスとの違いを知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください!
5. フィードバックに対しての苦手意識
フィードバックに対して嫌悪感がある人はインサイドセールスに向いていない傾向があります。インサイドセールスはフィードバックを受ける機会が多いからです。
インサイドセールスは未知の営業スタイルなので、失敗が多くなってしまいます。よりよい業務にしていくために、フィードバックによる改善が必要です。
しかし素直に受け止めなければ、改善も見込めないでしょう。場合によっては業務や人間関係に支障をきたす恐れがあります。
フィードバックは素直に受け止め、業務改善に取り組める姿勢がインサイドセールスには必要不可欠です。
インサイドセールスの向き不向きを知って、適正な人材を配置しよう
インサイドセールスの担当者を採用するにあたって、人の向き不向きがあります。そのため、適正な人材配置をすると期待以上の結果を出し、成功するかもしれません。向いている人・向いていない人の特徴を知って、企業の売上を伸ばすインサイドセールスにしたい方は、この記事を参考にしてみてください。
株式会社リードファクトリーでは、インサイドセールスの代行を実施しています。豊富なノウハウと経験を持つプロを配置し、立ち上げから運用まで丸ごとサポートいたします。
「人材の採用や教育にコストと時間がかかって、困っている」という方はぜひお気軽にお問い合わせください!
一橋大学商学部卒。ENEOS株式会社に新卒で入社。日本最大級の屋内型テーマパークの立ち上げ、ベンチャー企業でマーケティング責任者としてBtoBマーケティング、インサイドセールス等の立ち上げ。その後、プライム市場上場のグローバル医療メーカーにて、海外BtoBマーケティングに従事。その後、BtoBマーケティング・営業DX支援の株式会社LEAD FACTORY.を創業。