YouTube広告の5種類メニューと費用相場を画像で分かりやすく解説!

YouTube広告の主なメニューは、インストリーム広告(スキップ可・不可)、インフィード動画広告、6秒以下のバンパー広告、モバイル向けのアウトストリーム広告、トップページに出るマストヘッド広告の5種類です。
費用の目安はメニューで大きく違い、バンパー広告は1,000回表示あたり200〜800円、予約制のマストヘッド広告は、ほかのメニューより大きな予算が必要です。
各メニューの配信画面の例と特徴、向いている企業、メリット・デメリット、課金方式ごとの費用相場を順に見ていきます。
YouTube広告とは何か?
YouTube広告とは、YouTube上で動画やバナーなどの形式で表示される広告のことです。YouTubeは世界で最も人気のある動画共有サイトであり、毎日何億回もの動画が視聴されています。
総務省のデータ(令和4年情報通信に関する現状報告の概要)によると、「世界の主要SNSの月間アクティブユーザー数」(2022年1月)ではFacebookに次いで、YouTubeが第2位で約25億人ものアクティブユーザーがいることが示されています。
世界の主要SNSの月間アクティブユーザー数をみると、2022年1月時点でFacebookが約29億人に達し、世界最大のユーザー数となっており、動画系SNSのYouTubeやWhatsAppが続いている。

国内でも利用は広がっています。総務省の令和7年版 情報通信白書によると、2024年時点でYouTubeの利用率は50代までの各世代で8割を超え、60代でも7割以上です。
そのため、YouTube広告は多くのユーザーにリーチすることができる強力な媒体と言えます。しかし、YouTube広告にはメリットだけでなくデメリットもあります。
関連記事
YouTube広告を使うべき企業とは?

YouTube広告の大きな特徴は「動画」である点です。動画は映像と音声で多くの情報を短時間で伝えられるため、上記のあらゆるファネルにおいて広告効果を期待できます。
例えば、潜在層向け(悩みを持つ可能性のある人)に自社のサービス・商品が解決できる悩みを持った時に自社ブランドを想起してほしい(純粋想起)を狙いたいという目的であれば、動画を使ってYouTube広告を活用する方法は理にかなっています。
他にも準顕在層向け(悩みはあるが解決策は不明)へ自社サービスの利用を促進することが目的であってもYouTube広告を利用することがあります。
2023年8月1日時点で、介護求人紹介・ 転職支援サービスであるレバウェル介護のCMがYouTube広告で配信されており、「介護のお仕事探しで困ったらレバウェル介護」という訴求で自社プラットフォームの利用促進をしていますね。
YouTube広告の種類と特徴
YouTube広告には大きく分けて以下の5種類があります。(以前はオーバーレイ広告もありましたが、2023年4月に提供が終了しました。)
- インストリーム広告(スキップ可能・スキップ不可)
- インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)
- バンパー広告
- アウトストリーム広告
- マストヘッド広告
インストリーム広告(スキップ可能・スキップ不可)
インストリーム広告は、動画の再生前や再生中、再生後に表示される広告です。以前はスキップ可能な広告を「TrueViewインストリーム広告」と呼んでいました。YouTube広告で最も利用頻度が高く、YouTubeで動画を閲覧している際に動画の最初や途中、最後に流れます。
インストリーム広告は以下の2種類から配信ができます。なお、TrueViewの名前が付いていたのはスキップ可能な広告で、スキップ不可の広告はTrueViewには含まれません。
- 動画視聴5秒後にスキップの選択が可能な「スキッパブル広告」
- スキップ不可の「ノンスキッパブル広告」
1.「スキッパブル広告」は広告再生開始から5秒が経過すると、広告をスキップするオプションがユーザーに表示されます。言い換えると最低5秒間は確実に動画を見てもらうことができるため、最初の5秒間でいかに視聴者を惹きつけるかが重要になります。
<配信画面の例(PC)>

一方、「ノンスキッパブル広告」はその名の通りスキップ不可の15秒以下(テレビ画面では30秒以下まで)の動画広告のことです。視聴者はスキップを選択できず、広告が最後まで表示されるため、最後まで視聴させることができるというメリットがある一方、強制的に動画が表示されるため、ユーザーによっては悪印象を与えてしまう可能性があるというデメリットがあります。
<配信画面の例(PC)>

インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)
インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告)は、YouTubeに出稿できる動画広告の一種で、YouTubeの関連動画の横や検索結果一覧、YouTubeアプリのホームフィードに表示される広告です。2021年11月に名称が「インフィード動画広告」に変更されました。
配信画面は大きくわけて3つあります。
- YouTube 検索結果:YouTubeの検索窓で検索した後に、ユーザーの検索結果の上部に表示されます。
- YouTube の「次のおすすめ」:動画再生ページで表示される関連動画の上部または間に表示されます。
- YouTube ホームフィード:ホームフィードに表示されます。モバイルでは、フィードの最上部(マストヘッド広告がユーザーに配信されていない場合)かフィード内の動画と動画の間に表示されます。パソコンでは、最初のおすすめ動画として、またはフィード内の動画と動画の間に表示されます。テレビでは、おすすめ動画のリストに表示されます。
<配信画面の例(PC):1. YouTube 検索結果>

引用:YouTube検索結果
<配信画面の例(PC):2. YouTube の「次のおすすめ」>

<配信画面の例(PC):3. YouTube ホームフィード>

引用: YouTube ホームフィード
前述のインストリーム広告とは異なり、広告をクリックされないと表示されないので興味のあるユーザーのみが視聴する傾向が高いです。自分のYouTubeチャンネルの動画を広告として流して、チャンネル登録者を増やすのに使われることが多いです。
バンパー広告
バンパー広告は、動画の再生前に表示される6秒以下の短い広告で、視聴者はスキップすることができません。再生回数に応じて広告費が発生します。バンパー広告は、短い時間でインパクトのあるメッセージを伝えることができるため、ブランド認知度を高めることができます。
<配信画面の例(PC)>

引用:バンパー広告
バンパー広告はYouTube上だけではなく、Google動画パートナー上のWebサイトやアプリに表示されます。そのためリーチ力が非常に高く、幅広い層へのブランド認知やリーチなどが期待できます。
6秒間が勝負なので、いかにインパクトを残せるか「商品名/サービス名」を覚えてもらい、指名検索に繋げられるかがカギです。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告は、Google 以外のお気に入りのサイトをブラウジングしているユーザーに広告を表示することができるメニューです。配信先はGoogle動画パートナー上のWebサイトやアプリに限られる、モバイル専用の動画広告です。

引用:アウトストリーム広告
アウトストリーム広告の主な目的は、自社の商品認知の拡大やブランディングです。具体的な表示のタイミングとしては、以下が挙げられます。
- Web記事を閲覧している際に表示される「インリード広告」
- バナー形式でWebサイトのページ脇にある広告枠に表示される「インバナー広告」
- ユーザーがWebサイトを閲覧する際に目的のページをクリックしたタイミングなど、画面の切り替え時に表示される「インタースティシャル広告」
マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのトップページに表示される広告で、最も目立つ位置に掲載されます。予約制の広告で、Googleの営業担当者を通じて購入します(CPMのマストヘッドは、条件によってはGoogle広告から直接購入できる場合もあります)。費用は期間や表示回数で変わり、ほかのメニューより大きな予算が必要です。
マストヘッド広告は予約型の広告で、表示回数を決めて買うインプレッション単価(CPM)か、指定した時間帯の枠を買い切る時間単価(CPH)で購入します。パソコンとモバイルのほか、テレビ画面のYouTubeにも表示できます。
なお、「Google TV マストヘッド」はYouTubeのマストヘッドとは別の広告枠です。Google TV搭載デバイスのホーム画面にある[おすすめ]タブで、「注目」カルーセルの最初の枠に表示されます。日本でも利用でき、CPMまたはCPHで購入します。提供状況や購入方法は、Googleの営業担当者に確認してください。
<配信画面の例(PC)>

引用:マストヘッド広告
YouTube広告のメリット
YouTube広告には以下のようなメリットがあります。
広い視聴者層にアプローチできる
冒頭にも示した通り、YouTubeは世界で約25億人(2022年1月時点の月間アクティブユーザー数)が利用し、国内でも幅広い世代が使う巨大なプラットフォームです。それを静止画ではなく動画でリーチできるのは非常に強力です。潜在層~顕在層までコンテンツのタイプによって幅広くアプローチできます。
ターゲットを絞って配信できる(セグメント機能)
YouTube広告では、Googleの検索広告などと同じように、ユーザー属性グループ、興味 / 関心、プレースメント、データ セグメントなどのさまざまなターゲティング方法を使用し、ユーザーの属性、関心、または表示コンテンツに基づいて、特定のユーザーに広告を表示できます。
種類 | 詳細 | 具体例 |
|---|---|---|
オーディエンスターゲティング | オーディエンス ターゲティングを指定すると、広告の表示対象とするユーザーを指定できます。オーディエンスとは、特定の興味や関心、意図、ユーザー属性を持つと Google が推定したユーザーのグループです。 | 年齢、性別、住宅所有者、興味関心、カスタマーマッチ、類似セグメントなど |
コンテンツターゲティング | 広告を表示する場所(または除外する場所)を指定できます。 | チャンネル、動画、アプリ、ウェブサイト、サイト内のプレースメント、トピック、キーワード、デバイス |
YouTube広告のデメリット
制作コストが静止画よりも高い
YouTube広告は、動画コンテンツを作成する必要があるため、必然的に静止画コンテンツと比較して制作コスト(金額・時間・品質管理)が高くなります。動画制作には、ある程度の技術が必要です。
例えば撮影機材、動画編集ソフト、動画編集技術が必要です。また、品質や効果を担保するためには、専門的な知識や技術知見も求められるため他の広告媒体よりも参入のハードルが高いです。
スキップ不可の広告へのネガティブな評価やコメントに注意
ユーザーが観たい動画を見る前にスキップ不可で強制的に再生される動画広告は、内容によっては不快感や嫌悪感をもたれてしまい、商品・企業のイメージダウンにつながる恐れがあります。
また、大手の広告主やメディアが集まって行われるイベント「Upfronts 2023」に参加したYouTubeは、YouTubeの予約型広告「YouTube Select」に30秒のスキップ不可の広告を導入すると発表しており、ますます「強制視聴」への抵抗感は増すと考えられます。
YouTube広告のメニューごとの費用感
YouTube広告を配信する際の広告メニューごとの課金方式と費用感は下記の通りです。
広告メニュー | 課金方式 | 費用感 |
|---|---|---|
スキップ可能なインストリーム広告 | CPV | 2~25円/再生 or クリック |
スキップ不可なインストリーム広告 | CPM | 2~25円/再生 |
インフィード動画広告(旧TrueViewディスカバリー広告) | CPC | 3~20円/クリック |
バンパー広告 | CPM | 200~800円/1000回表示 |
アウトストリーム広告 | vCPM | 10~500円/1000回表示 |
マストヘッド広告 | CPM/CPH | 数百万/日 |
デマンド ジェネレーション キャンペーン(旧 動画アクション キャンペーン) | 目標コンバージョン単価など | - |
- CPV:ユーザーが動画を 30 秒間(30 秒未満の広告の場合は最後まで)視聴した or 30 秒経つ前に動画をクリックするごとに課金される方式
- CPM:広告表示1,000回ごとに課金される方式
- CPC:広告をクリックした回数ごとに課金される方式
- CPH:指定した時間帯の広告枠を時間単位で購入する方式
- vCPM:広告の50%以上が画面に1秒以上表示される方式
- 目標コンバージョン単価:コンバージョン単価が目標の数字に合うように、入札価格を自動調整する方式
まとめ
今回はこれからYouTube広告を始める方向けに5つの広告メニューと費用の相場を解説しました。YouTube広告にはさまざまなタイプがあり、それぞれに表示方法や課金の発生条件が異なります。また、自社の目的にあわせて最適なYouTube広告のキャンペーンを作成することが肝心です。
YouTube広告の出稿にあたり、ターゲティングや、より効果的な訴求を試すための動画素材ABテストをすることで広告の費用対効果を高めることが可能です。他の媒体に比べてハードルは高いですが試してみる価値はあります。
リードファクトリーではYouTube広告運用代行も行っております。またWebマーケティングについての無料相談会も実施しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。
BtoBスタートアップのマーケティングガイドブック
少ない人数でもリードと商談を増やす進め方を、1冊にまとめました。

- 現状分析とターゲットの決め方
- ターゲット別のリード獲得の型
- KPIとダッシュボードのテンプレート8種類
フォームに入力すると、資料をお送りします

WRITTEN BY
代表取締役
一橋大学商学部を卒業後、ENEOS株式会社に新卒入社。その後、日本最大級の屋内型エンターテインメント施設 「アートアクアリウム美術館」の立ち上げに新規事業責任者として参画。2021年よりベンチャー支援のSOICO株式会社にて マーケティング・インサイドセールス責任者を務め、PHC株式会社ではAPACの海外BtoBマーケティング立ち上げに従事。 2023年5月、株式会社LEAD FACTORY.を創業。BtoBマーケティング・インサイドセールスの実務知見をもとに、 スタートアップから大企業まで幅広い規模の事業成長を支援している。
【 展開しているサービス一覧 】


Web広告




