イプロスの効果や料金体系やメリット・デメリットを徹底解説!

イプロスの料金は、製品やサービスの掲載自体は無料で、資料ダウンロードや問い合わせでリード(見込み客の情報)を受け取ったときに費用がかかるリード課金型です。
イプロスはキーエンスグループが運営するBtoBマッチングプラットフォームで、製造業向けの「イプロスものづくり」だけでも閲覧会員数は約198万人にのぼります(2026年5月末時点)。
ここでは、製造業向けとBtoB全般向けの2つのサイトの違い、メリットとデメリット、広告オプションの位置づけ、SNS上の口コミを順に見ていきます。
イプロスとは|会員数国内最大級のBtoBマッチングプラットフォーム
イプロスは国内最大級のBtoBデータベースサイトです。
情報を探すユーザーと、技術をPRしたい企業のマッチングプラットフォームで、製造業向けの「イプロスものづくり」だけでも、閲覧会員数は約198万人、出展企業数は約4.8万社にのぼります(2026年5月末時点、東京商工リサーチ調べ)。閲覧者は多くの製品・サービス・技術の中から分野別に情報を探すことができ、出展企業は業種や業界の垣根を超えて、幅広いユーザーに自社をPRできるプラットフォームです。
出展企業はサンプルやカタログが登録でき、見込み客の情報をリアルタイムで入手できることから、認知拡大や新しい商談・引き合いの場として活用されています。
イプロスは、製造業のマーケティングで使える施策の一つです。展示会やWebサイト、ホワイトペーパーなど、ほかの施策との組み合わせ方は「製造業のマーケティングとは?戦略の立て方と施策の選び方を解説」で解説しています。
キーエンスグループの戦略子会社としてスタート
イプロスはキーエンスグループの戦略子会社として2001年に設立され、「最小の資本と人で、最大の経済効果を上げる。」を経営理念として拡大を続けています。
年収が高く、生産性が非常に高いことで知られるキーエンスの子会社ということもあり、イプロスは就職活動においても非常に人気があります。
イプロスは製造業向けとBtoB全般向けの2つのサイトに分かれている
この記事を公開した2024年3月には、イプロスは「ものづくり」「都市まちづくり」「医薬食品技術」の3つのサイトに分かれていました。現在は、製造業向けの「イプロスものづくり」と、建設・設備・店舗・オフィスなどBtoB全般向けの「イプロス」の2つにまとまっています。医薬・食品の分野は、イプロスものづくりの中のカテゴリになりました。
自社の製品やサービスを効果的にPRするには、適切なターゲットに届けることが重要です。まずは、自社の製品がどちらのサイトの利用者に向いているかを確かめておきましょう。
サイト | 主な分野 | 閲覧会員数 | 出展企業数 |
|---|---|---|---|
製造業(部品・加工機械・素材・測定・IT・医薬食品関連など) | 1,977,525人 | 48,380社 | |
建設・設備・店舗・オフィス・物流など | 1,908,739人 | 38,633社 |
数字は、各サイトに掲載されている2026年5月末時点のもの(東京商工リサーチ調べ)です。
イプロスものづくり
イプロスものづくりは、製造業向けの情報検索サイトです。製品は次の16のカテゴリに分かれています。
- 電子部品・モジュール
- 機械部品
- 製造・加工機械
- 科学・理化学機器
- 素材・材料
- 測定・分析
- 画像処理
- 制御・電機機器
- 工具・消耗品・備品
- 設計・生産支援
- IT・ネットワーク
- オフィス
- 業務支援サービス
- セミナー・スキルアップ
- 医薬・食品関連
- その他
以前の「イプロス医薬食品技術」で扱っていた医薬品・化粧品・食品・バイオの技術は、現在は「医薬・食品関連」のカテゴリにまとまっています。
イプロス(旧イプロス都市まちづくり)
イプロスは、建設・設備・店舗・オフィスなど、BtoB全般の製品やサービスを探すサイトです。以前の「イプロス都市まちづくり」のURLは、現在このサイトに転送されます。製品は次のカテゴリに分かれています。
- 建材
- 設備
- 照明・インテリア
- 共通資材
- 土木資材
- 施工・工事・工法
- 調査・測定・サービス
- IT・ソフトウェア
- 店舗・施設用品
- オフィス・業務用品
- 病院・福祉施設用品
- 物流機器
- エネルギー・資源
- その他
イプロスの強み・メリット
イプロスの強み(メリット)は下記の5つです。
- 認知度アップにつながる
- 新規リードの獲得ができる
- メルマガ広告を配信できる
- 無料で掲載ができる
- サポートが充実している
イプロスを活用することで認知度のアップや新規リードの獲得が期待できます。また、掲載は無料で、費用は獲得したリードに応じてかかります。閲覧会員数はイプロスものづくりだけで約198万人にもおよび、多くのリーチも見込めるため、登録だけでもしておくと良いでしょう。また、オプションの広告メニューで、会員に向けたメール配信もできます。
認知度アップにつながる
イプロスを活用することで製品やサービスなどの認知度アップにつながります。閲覧会員数が約198万人(イプロスものづくり)にのぼる国内最大級のプラットフォームであるため、掲載しておくだけで、一定のリーチが期待できます。
掲載は無料なので、載せておくだけで認知度アップの恩恵を受けられます。より多くの会員に届けたい場合は、オプションの広告メニューを組み合わせるとよいでしょう。
新規リードの獲得ができる
イプロスを活用することで、新規リードの獲得ができます。イプロスは製造業向けとBtoB全般向けにサイトが分かれており、それぞれの会員が目的を持ってサイトに訪れます。
ビジネス用のマッチングプラットフォームは多数ありますが、イプロスは分野が限定されているため、より需要と供給がマッチしやすいといえるでしょう。
また、オフラインの展示会やリスト営業などと比べても、少ない工数で労力をかけずに掲載ができる点も魅力的です。展示会の費用や向いている会社は「BtoBマーケティングの展示会|出展のメリットや費用を徹底解説」で解説しています。
メルマガ広告を配信できる
イプロスでは、オプションの広告メニューで、イプロスの会員に向けたメルマガ広告を配信できます。イプロスのデータベースを活かしてプッシュ型のアプローチができます。
2024年3月時点では、会員を業種・業界・役職・エリアで絞り込んで配信できる「デモグラフィック・ターゲティングメール」というメニューもありました。最新のメニューは、イプロスの広告メニューの案内で確認してください。
見込み客のリストづくりや特定の業種・業界に向けた製品のPR、セミナーの告知などに非常に有効な手段です。
無料で掲載ができる
イプロスでは自社のサービスや技術、製品を無料で掲載ができます。閲覧会員数は約198万人(イプロスものづくり)にのぼり、掲載しておくだけでも一定のリーチが見込めるため、認知拡大には有効な手段です。
費用は獲得したリードに応じてかかるため、まずは掲載して、どんな見込み客が集まるかを見てから、広告を足すかどうかを決められます。
サポートが充実している
イプロスでは、サポートチームに活用方法や広告配信について相談できます(2024年3月時点の情報です。対応の範囲は契約内容によって変わることがあります)。
また、状況に合わせたサポートツールも充実しており、チャットや電話での相談はもちろん、イプロスを活用するためのPDFマニュアルやマーケティングや活用方法が学べる動画講座を視聴できます。
イプロスのデメリット
イプロスには下記のデメリットがあります。
- 求めている顧客や発注先が見つかるとは限らない
- 成約・受注を獲得するまでに時間が掛かる可能性がある
イプロスはあくまでもマッチングプラットフォームであるため、必ずしも求めている顧客や発注先が見つかるとは限りません。
また、成約や受注につながるとしても、顧客にリーチをしてからリードタイムがあることを把握しておきましょう。
求めている顧客や発注先が見つかるとは限らない
イプロスに登録したからといって、必ずしも自社に合った顧客や発注先が見つかるとは限りません。イプロスにはさまざまな企業が掲載されており、それを探しに来るユーザーの属性もさまざまです。
自社のサービスや製品、技術の魅力を適切なユーザーに知ってもらうために、掲載ページには過不足なく情報を記載し、ユーザーが興味を持つような資料をダウンロードできるようにするなどの工夫が必要です。製造業での資料の作り方は「製造業のホワイトペーパー活用方法と制作時のコツ」で解説しています。
成約・受注を獲得するまでに時間が掛かる可能性がある
イプロス経由で顧客のリストを獲得した際でも、成約や受注に至るまでには一定の期間がかかる場合があります。リストを獲得してからも、日程調整や商談、見積もりの作成など、さまざまな工数が必要です。
また、商談の結果、条件が合わずに成約・受注につながらないケースももちろんあります。掲載から成約・受注までにはリードタイムはあることを理解し、早めに動き出す必要があります。
イプロスの掲載料金は?掲載は無料で、費用は獲得したリードに応じてかかる
イプロスは、製品やサービスの掲載そのものは無料です。費用がかかるのは、掲載を見た人が資料をダウンロードしたり問い合わせたりして、見込み客の情報(リード)を受け取ったときです。獲得したリードに応じて費用が決まる、リード課金型の仕組みです。
掲載するだけなら費用はかからないため、まず製品を載せてみて、どんな見込み客が集まるかを見てから判断できます。費用対効果は、リード1件あたりの費用と、そこから商談・受注になる割合で決まります。受け取ったリードにすぐ連絡し、メールで情報を届け続ける準備をしておくと、元を取りやすくなります。
広告のオプションメニューもある
掲載とは別に、オプションの広告メニューがあります。イプロスの会員に向けたメール配信など、自社から見込み客に知らせる手段です。新製品の発表や、展示会・セミナーの告知のように、短い期間で多くの人に知らせたいときに向いています。
最新の料金とメニューはイプロスで確認する
リードの費用や広告メニューの内容・料金は、見直されることがあります。最新の内容は、イプロスのリード獲得サービスの案内と広告メニューの案内で確認してください。
イプロスは怪しい?口コミ・評判を紹介
イプロスについて調べると、怪しいという情報が散見されます。イプロスについて、SNS上での口コミを見る限り、怪しいといったような口コミは見られませんでした。
実際にSNS上でのイプロスについての口コミをご紹介します。確認してみましょう。
良い口コミ1
イプロスは国内最大級のBtoBデータベースサイトということもあり、多くのアクセスを獲得できているという口コミが見られました。
「イプロス」というのは、情報を探すユーザーと技術をアピールしたい企業を繋ぐBtoBデータベースサイト!
掲載し始めてから多くの企業様にアクセスいただいておりとても嬉しいです🥰
ものづくりジャンルだけでなく、都市まちづくり・医薬食品ジャンルにも関係があるので掲載中なう!
引用:X(旧Twitter)
良い口コミ2
イプロスは親会社がキーエンスであるためか、スキルが高く仕事の早い人材が揃っているとの口コミが見られました。サポートを受ける際にも安心できる要因となり得るでしょう。
イプロスは仕事早い😅
若いのに的確でシッカリしてる。
さすがキーエンス。こちらも学べる事が多いので参考にしてますw
外部接触が多いのも営業職の役得。
色んな職種、業界から沢山学べる。
良い口コミ3
イプロスを活用することで、営業リストの作成も可能です。業種や業界で絞って企業の製品や情報を把握したうえで営業リストを作成できるため、効率的に営業活動ができます。
ものづくり系の企業で喜ばれたのは営業リストの作り方。
すっごい簡単でイプロス製造業使えば良い。
どうアクセスするか?は営業人員等によりますが!
悪い口コミ1
イプロスで獲得したリストは大半が非アクティブであるという口コミが見られました。メルマガを配信した際などに、しっかりと分析をおこない、リストの定期的な精査が必要です。獲得したリストを商談につなげる方法は「なぜ製造業はメールマーケティングを始めるべきなのか?」で解説しています。
イプロスで既存顧客をラベル分けしてリスト化。MAでいうところのランク分け。予想通り死んでる潜在層が大半。メルマガはしばらく見なくなると、自動振り分けでゴミ箱に行ってしまうので、再度アクティブにするのが難しい。さて、どうするか。やはりリアルに動ける営業との連携が必須
悪い口コミ2
イプロスへの掲載で効果が出なかったという口コミも見られました。掲載をすれば必ず効果が出るわけではないので、ページの見せ方やリスト獲得後のナーチャリングにも工夫が必要です。
以前は有料プランでも使ったことがありますが、あまり効果は出せなかったですね
弊社のページ運用が悪くて機能を使いこなせなかったので、イプロスさんのせいではないと思ってますが😣
ページを削除する理由もないので、今は無料プランで放置してます😅
悪い口コミ3
こちらも同じく効果が出なかったという口コミです。商品によってイプロスにマッチするものとマッチしないものがあるため、イプロスに掲載をするのか、する場合はどのプランを使うのかは検討する必要があります。
そういえば、イプロスさんとの契約、今月で解除しました。月間20万円弱のプランで1年間回してみましたが、正直効果を感じませんでした。ハマる商品もあるんでしょうけど、うちにはハマりませんでしたね。
まとめ
イプロスは国内最大級のBtoBマッチングプラットフォームで無料で掲載ができ、企業の認知拡大や商談機会の創出に役立ちます。
費用は獲得したリードに応じてかかり、オプションの広告で会員に直接知らせることもできます。上手に利用することで一定の効果が期待できます。
口コミではアクセスが増えた、対応が良いなどの口コミが見られました。しかし、その一方で、効果がなかったなどの口コミもあったため、利用する際はしっかりと情報収集をしたうえで、工夫して活用しましょう。
BtoBスタートアップのマーケティングガイドブック
少ない人数でもリードと商談を増やす進め方を、1冊にまとめました。

- 現状分析とターゲットの決め方
- ターゲット別のリード獲得の型
- KPIとダッシュボードのテンプレート8種類
フォームに入力すると、資料をお送りします

WRITTEN BY
代表取締役
一橋大学商学部を卒業後、ENEOS株式会社に新卒入社。その後、日本最大級の屋内型エンターテインメント施設 「アートアクアリウム美術館」の立ち上げに新規事業責任者として参画。2021年よりベンチャー支援のSOICO株式会社にて マーケティング・インサイドセールス責任者を務め、PHC株式会社ではAPACの海外BtoBマーケティング立ち上げに従事。 2023年5月、株式会社LEAD FACTORY.を創業。BtoBマーケティング・インサイドセールスの実務知見をもとに、 スタートアップから大企業まで幅広い規模の事業成長を支援している。
【 展開しているサービス一覧 】


コンテンツマーケティング




