【HubSpot】Sales Hub(セールスハブ)とは?他のHubとの違いを解説

【HubSpot】Sales Hubとは? 他のHubとの違いを解説

近年DX化が進み、データ量が増加する中で適切なデータ管理とその活用が難しくなっています。

営業チームが顧客データを効果的に利用し、より良いマーケティング/営業を行うためには、高度なデータ分析と管理が不可欠です!

そんな中でHubSpot(ハブスポット)を活用してみたいけれども、

「HubSpotの公式HP見たけどイマイチわからない…」
「他のHubと何が違うの?」
「活用に自信がない…」

上記のようなお悩みを抱えていませんか?

そこで本記事ではHubSpotSales Hub(セールスハブ)について詳しく解説します。

HubSpot(ハブスポット)とは

HubSpotは営業・マーケティング・カスタマーサクセスを効率化するための
CRM(顧客関係管理)システムMAツール(マーケティングオートメーションツール)です。

よく比較されるSalesforceやMarketoなどの違いとしては、HubSpotというツールでCRMとMAツールの両方の機能を有しているという点です。Salesforceには、Marketing Cloud Account Engagement(旧Pardot)というMAツールが別途あります。

HubSpotで顧客とのやり取りを一元的に管理することで、リードの育成から受注までのプロセスを非常に容易に管理することができます。

また、企業の目的や個性、成長度合いに応じて柔軟にカスタマイズすることが可能なので、
例えば、受注時と失注時のプロセスメールの開封率等を詳細に比較分析し、マーケティングや営業活動を改善することなどができます。

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HubSpotの価格体系と無料で使える機能

HubSpotの購入方法は大きく分けて「まとめて機能を買う方法」と「機能ごとに買う方法」があります。

まとめて購入する場合

“Customer Platform”と呼ばれ、マーケティングや営業に必要な基本的な機能が全て内包された製品です。

料金形態は以下の通りですが、価格によって社内で使用できる人数や一部サービスの上限数が増えます。

プラン価格(月額)
無料0円
Starter Customer Platform1,800円
Professional Customer Platform140,400円
Enterprise Customer Platform516,000円
年次でのご購入の場合

“無料”プランはもちろん、”Starter Customer Platform”プランでもマーケティングや営業活動に必要な基本的な機能が備わっています。各種無料プランがあります。無料プランでは機能に制限がかかるものの、一部機能を無料で使用することができるため、気になる方は無料プランで使用感を確かめることをお勧めします。

プランに関して詳しくはHubSpot公式HPをご覧ください。

機能毎に購入する場合

HubSpotは以下の通り、6つ機能を軸にサービスを展開しています。

  • マーケティング
  • セールス
  • サービス
  • コンテンツ
  • オペレーション
  • コマース

今回はセールス領域である「Sales Hub(セールスハブ)」の料金形態と機能についてをご紹介します。プランの詳細は公式サイトからご確認ください。

プラン価格(月額)アップグレードする機能
無料0円
Sales Hub Starter1,800円(無料プランに比べ)
・コミュニケーションの自動割り当て
・HubSpotが提供する電話番号
・目標
・シンプルな自動化
・繰り返しタスクとタスクキュー
・複数通貨対応
・電子署名
が追加されます。
Sales Hub Professional10,800円(Starterプランに比べ)
・フォーキャスト
・コーチングプレイリスト
・コール文字起こしとコーチング
・プレイブック
・シーケンス
・ABMツールとオートメーション
・案件創出ワークスペース
Sales Hub Enterprise18,000円(Professionalプランに比べ)
・詳細な権限
・予測リードスコアリング
・カスタムオブジェクト
・リードフォームによる割り当て
・経常収益の追跡
・コミュニケーションインテリジェンス

各種無料トライアルがあり、無料プランでも以下の充分な機能を使うことができますので、ぜひお試しください。

  • リード管理
    • 顧客情報を一元管理し、簡単に検索/更新が可能
  • Eメール
    • テンプレートの作成と一括管理
    • メール連携(GmailやOutlookとの連携)
  • 基本的な商談管理
    • 進捗毎の管理やミーティング調整などが可能

HubSpotの無料のミーティング調整機能については「【無料で使える】HubSpotの日程調整ツールの機能を徹底解説」で詳細を解説しているので是非ご覧ください。

HubSpotのSales Hub(セールスハブ)とは?他のHubとの違いを解説

前述した通り、HubSpotは6つの製品で構成されています。すべてに”Hub”と記載されているため、違いがわかりにくい部分はありますが、それぞれの製品の機能は以下の通りです。

  • Marketing Hub(マーケティングハブ)
    • 見込み顧客・リード管理を目的としたMAツール(マーケティングオートメーション)
    • マーケティングキャンペーン管理、比較
  • Sales Hub(セールスハブ)
    • 商談管理を中心としたCRM・SFAツール
    • パイプライン管理やインサイドセールスのコール管理
    • 営業活動(商談数、受注数、受注金額)の進捗・フォーキャスト管理
  • Service Hub(サービスハブ)
    • カスタマーサポート対応の一元管理
    • チケットによる応対管理、オムニチャネル対応のヘルプデスク
    • FAQサイト(ナレッジベース)による独自のヘルプ記事ライブラリー構築
  • Content hub(コンテンツハブ)
    • CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)ソフトウェア
    • 柔軟性の高いテーマやドラッグ&ドロップ操作のページエディターでサイトを簡単に構築可能
    • 流入数やコンバージョン数などのウェブサイトのパフォーマンスを分析
  • Operations Hub(オペレーションハブ)
    • さまざまなアプリ間の同期、顧客データのクレンジングや整理
    • JavaScriptまたはPythonベースのアクションをもとに自動ワークフローを構築可能
  • Commerce Hub
    • 見積もり、決済、レポート、顧客データの全てを一元管理

今回は「Sales Hub(セールスハブ)」について、使用可能な機能や用途について解説します!!

Marketing Hub(マーケティングハブ)については、「【HubSpot】Marketing Hub(マーケティングハブ)とは?他のHubとの違いを解説」をご覧ください。

Sales Hub(セールスハブ)とは?

一言で言うと、CRM(顧客関係管理)を基盤としたSFA(営業支援システム)です

取引追跡、営業分析、パイプライン管理などの機能をはじめ、自動化による業務効率化などで、営業活動を強化し、より多くの取引を成立させるためのツールです。

【Sales Hub(セールスハブ)】使える機能について

Sales Hubでは主に3つの目的に合わせて機能を使用することができます。

  1. 案件創出の効率化
  2. 収益拡大
  3. 一括管理と分析に基づいた、業務改善と効率化

順番に詳しく解説します。

案件創出の効率化

HubSpotのMA及びCRM機能は非常に優秀で、リードジェネレーション、リードナーチャリング、セールスまでの全てのファネルを一元管理することができます。また、商談情報と紐づく担当者のアクティビティーなどが画面上で一箇所に集約している点で非常に見やすいUI/UXとなっています。

顧客それぞれへのアクションや顧客の動向を一元的に管理することは、質の高い営業提案やアプローチに繋がりアポからの商談化率を高めることが可能です。

SFAやCRM導入の際のよくある失敗として、多機能で結局現場がうまく使いこなせないという原因がありますが、初めてCRMを導入したいという企業であっても直感的で使い勝手の良いツールになっており、現場での活用が定着しやすいです。

Sales Hub(セールスハブ)具体的な機能紹介

CRM機能:会社情報、担当者情報などの基本情報はもちろん、過去の営業活動や見込み客の進捗状況などが一括で確認でき、ミーティングの設定やメールの送信などが可能です。また社内で抱えるリード情報を様々な観点からソートすることができるため、効率的な営業が可能です。

Eメールテンプレート:テンプレートの作成はもちろん、開封率や添付ファイルのクリック数などを元にし、見込み客の進捗にあったテンプレートを作ることができます。また反応を詳しく分析することで、効果的な営業に繋がります。

セールスオートメーション:シーケンスの自動化やワークフローの自動化、またチーム内でのタスク管理ができるため、営業活動の効率性の向上が可能です。

収益拡大

スムーズで丁寧な顧客中心のアプローチを行うことは売上・収益拡大に繋がります。また、失注リードや休眠リードへの適切なタイミングでのアプローチも重要です。

Sales Hub(セールスハブ)の機能を活用すれば、失注リードになってから1ヶ月後に自動で状況のお伺いメールを送ることや担当者に自動でタスク(TODO)を作成することで、アクションを促すことができます。

Sales Hub(セールスハブ)具体的な機能紹介

商談パイプライン管理:案件の進捗を一箇所で視覚化し、取引の作成やタスクの割り当て、見込み客のトラッキングといった作業を一括で簡単に行えるため、商談をスムーズに行うことが可能です。

見積書作成ツール:見積もりの作成から送信までが全てHubSpot内で完結します。

ドキュメントのトラッキング:チームで共有する営業コンテンツを一括で管理することができます。またリードとドキュメントを共有することで、開封または転送したタイミングを把握することが可能です。

一括管理と分析に基づいた、業務改善と効率化

現代のビジネス環境において、迅速な対応力や効果的な営業は不可欠です。

HubSpotはリードのサイト内アクティビティーやEメール開封率等の様々なデータを正確に分析し、目標に対する目標達成度や営業レポートの作成が可能です。

Sales Hub(セールスハブ)具体的な機能紹介

セールスアナリティクスレポート:情報を一括でまとめている利点を活かし、営業目標に向けた正確なレポートが作成できます。

コミュニケーションインテリジェンス:通話件数や通話内容をCRMに紐づけて保管することが可能です。またAIが会話内容を分析することで、営業戦略をより効果的に改善することが可能です。

フォーキャスト:リード別に目標に対する進捗状況を把握することができ、数年から四半期まで様々な期間での進捗を確認、共有また予測することが可能です。

まとめ

本記事では、HubSpotのSales Hub(セールスハブ)で使用できる機能からその用途までを解説しました。

Sales Hub(セールスハブ)を活用することで、確実に営業チームの生産性営業の質が向上し、より多くの商談を創出することができます。

リードファクトリーでは、HubSpotの導入支援をおこなっています。無料相談もおこなっておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

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一橋大学商学部卒。ENEOS株式会社に新卒で入社。日本最大級の屋内型テーマパークの立ち上げ、ベンチャー企業でマーケティング責任者としてBtoBマーケティング、インサイドセールス等の立ち上げ。その後、プライム市場上場のグローバル医療メーカーにて、海外BtoBマーケティングに従事。その後、BtoBマーケティング・営業DX支援の株式会社LEAD FACTORY.を創業。