【無料で使える】HubSpotの日程調整ツールの機能を徹底解説

HubSpotの日程調整機能は、Sales Hubプランに含まれる機能の一つです。この機能を使うことで、営業担当者は見込み客や顧客とのミーティングのスケジュール調整を効率的に行うことができます。

具体的には、営業担当者は自身の空き時間を提示し、相手に都合の良い日時を選んでもらうだけで、簡単にミーティングの予定を設定できます。これにより、メールでの煩雑なやり取りを省略し、スケジュール調整にかかる時間と手間を大幅に削減できるのです。

また、HubSpotの日程調整機能は、CRMシステムと緊密に連携しています。つまり、予定の設定と同時に、顧客情報がCRMに自動的に記録されるため、営業活動の管理がより一層スムーズになります。

なぜHubSpot日程調整機能が便利なのか

HubSpotの日程調整機能には、他の日程調整ツールにはない多くの利点があります。

以下に、大きく5つのメリットを挙げてみます。

①HubSpotのCRMと完全に統合されているため、お客様と予定をシームレスに管理が可能

②メールでの煩雑なスケジュール調整のやり取りが不要になるため、営業担当者は時間を大幅に節約

③予定が自動的に双方のカレンダーに反映されるため、ミスが防げる

④チーム内でスケジュールを共有できるため、社内の連携もスムーズに

⑤チームではなく個人だけの使用なら完全無料で使える

それぞれ具体的にご紹介します。

①HubSpotのCRMと完全に統合されているため、お客様と予定をシームレスに管理が可能

予定の設定と同時に、顧客情報が自動的にCRMに記録されるため、別途データを入力する必要がありません。そのため、営業担当者は主導でCRMに入力する必要がないので手間が省けるとともに入力漏れもなくなります。

②メールでの煩雑なスケジュール調整のやり取りが不要になるため、営業担当者は時間を大幅に節約

これまでは、日程調整のためにメールのやりとりをする必要があり非常に非効率的でした。HubSpotの日程調整機能を使えば、このような手間から解放され、より生産的な活動に時間を割くことができます。

③予定が自動的に双方のカレンダーに反映されるため、ミスが防げる

人為的なミスによる予定の重複や漏れは、失注に直結してしまいます。HubSpotの日程調整機能なら、このようなリスクを最小限に抑えることができるのです。

④チーム内でスケジュールを共有できるため、社内の連携もスムーズに

営業担当者同士が互いの予定を把握でき、またマネージャーが部下の予定を確認することで、適切な指導やサポートを行うこともできるでしょう。

⑤チームではなく個人だけの使用なら完全無料で日程調整機能が使える

チームメンバーとの調整の場合は残念ながら無料での使用は難しいですが、個人事業主やフリーランスの型であれば完全無料で日程調整をすることができます。チームメンバーなど複数人の日程調整が必要な場合は、チームメンバーのアカウントを追加する必要があるので注意してください。無料ツールでは1対1のミーティング予約用リンク1件のみです!

HubSpot日程調整の主な機能

HubSpotの日程調整機能には、生産性を高めるためのいくつかの機能が備わっています。

まず、GoogleカレンダーやOffice365などの外部カレンダーとの連携が可能です。これにより、HubSpotで設定した予定が自動的に外部カレンダーに反映されるため、別途カレンダーを管理する必要がありません。また、外部カレンダーの予定もHubSpotに同期されるため、常に最新の予定情報を確認できます。

次に、ミーティングの種類や時間枠のカスタマイズが可能です。例えば、「初回面談」「デモンストレーション」「フォローアップミーティング」など、目的に応じてミーティングの種類を設定できます。また、ミーティングの所要時間を15分刻みや30分刻みなどで設定することもできます。これにより、顧客の温度感やニーズに合わせて柔軟に対応できます。

また、予定前後の空き時間を設定することもできます。例えば、ミーティングの前後に30分の移動時間を確保したい場合、その時間を空き時間として設定できます。これにより、スケジュールに余裕を持たせ、商談準備や商談の振り返りの時間を設定することができます。

さらに、自動リマインダーの設定も可能です。ミーティングの予定時刻が近づくと、参加者に自動的にリマインダーメールが送信されます。これにより、ミーティングの欠席や遅刻を防ぐことができるのです。

最後に、ミーティング予約ページのカスタマイズも可能です。企業のロゴやブランドカラーを使用することで、顧客に対して専門的で信頼できる印象を与えることができます。また、予約ページのURLを自社のドメインに設定することで、ブランディングの一貫性を保つこともできるでしょう。

以上のように、HubSpotの日程調整機能には、営業活動を効率化するための多くの機能が用意されています。これらの機能を効果的に活用することで、営業担当者はより生産的に業務を遂行できるはずです。

HubSpot日程調整の設定方法

アカウント設定から日程調整までのステップ

HubSpotで日程調整機能を使用するには、まずHubSpotのアカウントを作る必要があります。以下の公式サイトから無料トライアルでサインアップをしてください。

HubSpot公式サイト

右上の「無料で試してみる」をクリック

任意の方法で無料のHubSpotアカウントを作成。

アカウントの準備ができたら、以下の手順で日程調整機能を設定します。

  • HubSpotにログインし、設定メニューから「ライブラリー」を選択します。
  • 「ミーティング日程調整」をクリック、スケジュール設定ページの作成
  • ミーティングの詳細を入力します。これには、ミーティングのタイトル、日時、時間枠などが含まれます。
  • 必要な設定を完了したら、ミーティングリンクが生成されます。このリンクを顧客にメールやチャットで共有することで、顧客はそのリンクから都合の良い日時を選んで予約できるようになります。

以上の手順を踏むことで、HubSpotの日程調整機能を使用する準備が整います。

カスタマイズ可能な日程調整オプション

HubSpotの日程調整機能は、ユーザーのニーズに合わせて幅広くカスタマイズできます。以下は、カスタマイズ可能なオプションの一部です。

  • 時間枠:ミーティングの所要時間を15分、30分、1時間などのように設定できます。これにより、ミーティングの内容に適した時間を確保することができます。
  • 予定可能な曜日と時間帯:ミーティングを受け付ける曜日と時間帯を指定できます。例えば、平日の9時から17時までのみ予定を受け付けるように設定できます。
  • 予約締め切り:ミーティングの何日前まで予約を受け付けるかを設定できます。例えば、ミーティングの3日前までに予約が必要であるとルールを設けることができます。

よくあるトラブルとその対処法

HubSpotの日程調整機能は非常に便利なツールですが、時にはトラブルに遭遇することもあります。以下は、よくあるトラブルとその対処法です。

  1. カレンダーの同期エラーHubSpotと外部カレンダーの同期がうまくいかない場合があります。この場合、まず再認証を試みます。それでも解決しない場合は、HubSpotのサポートに問い合わせることをおすすめします。
  2. ミーティングリンクが機能しない:ミーティングリンクをクリックしても予約ページが表示されない場合は、リンクの設定を見直してください。特に、リンクの有効期限や対象者の設定に問題がないか確認します。
  3. 予定の重複:他の予定と重なってしまう場合は、設定を見直し、バッファタイムを十分に取るようにしましょう。また、定期的にカレンダーを確認し、重複がないかチェックすることも大切です。
  4. 予約ページが表示されない:ミーティングリンクをクリックしても予約ページが表示されない場合は、ページの設定を確認してください。特に、ページの公開設定やURLの設定に問題がないか確認します。
  5. リマインダーメールが送信されない:リマインダーメールが送信されない場合は、メールの設定を確認してください。特に、メールの送信タイミングや送信先のアドレスに問題がないか確認します。

以上のようなトラブルに遭遇した場合は、まず設定を見直してください。それでも解決しない場合は、HubSpotのサポートに連絡しましょう。

HubSpot日程調整機能を活用するヒント

効率的なミーティング設定のコツ

HubSpotの日程調整機能を使いこなすには、いくつかのコツがあります。以下は、効率的なミーティング設定のためのヒントです。

  1. ミーティングの目的を明確にする:ミーティングの目的を明確にし、それに適した時間枠を設定します。例えば、初回面談なら30分、デモンストレーションなら1時間といった具合です。
  2. 顧客のタイムゾーンを考慮する:グローバルにビジネスを展開している場合、顧客のタイムゾーンを考慮する必要があります。HubSpotではタイムゾーン設定が可能なので、これを活用しましょう。
  3. バッファタイムを確保する:ミーティングの間にはバッファタイムを確保し、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。これにより、ミーティングの遅れや予定の重複を防ぐことができます。
  4. リンクを使い分ける:1対1のミーティングとグループミーティングでは、別々のリンクを使い分けることをおすすめします。これにより、参加者の管理がしやすくなります。
  5. リマインダーメールを活用する:リマインダーメールを活用することで、ミーティングの欠席や遅刻を防ぐことができます。HubSpotでは、リマインダーメールのタイミングや内容をカスタマイズできるので、これを活用しましょう。

以上のようなコツを意識することで、HubSpotの日程調整機能をより効率的に活用できるはずです。

HubSpot日程調整と他ツールの連携方法

HubSpotの日程調整機能は、他のツールやサービスと連携することで、さらに便利に使うことができます。以下は、代表的な連携方法です。

  1. Zoomとの連携:HubSpotとZoomを連携させることで、ミーティングの予定にZoomのビデオ会議リンクを自動で追加できます。これにより、参加者はワンクリックでビデオ会議に参加できるようになります。
  2. Salesforceとの連携:HubSpotとSalesforceを連携させることで、SalesforceのCRMデータとHubSpotのミーティング情報を同期できます。これにより、営業担当者はSalesforce上で顧客情報とミーティング予定を一元的に管理できるようになります。
  3. Slackとの連携:HubSpotとSlackを連携させることで、ミーティングの予定をSlackに自動で通知できます。これにより、チームメンバー全員が予定を把握し、コミュニケーションを円滑に進めることができます。
  4. Microsoft Teamsとの連携:HubSpotとMicrosoft Teamsを連携させることで、ミーティングの予定にTeamsのビデオ会議リンクを自動で追加できます。これにより、Microsoft製品を使用している企業でもスムーズにビデオ会議を実施できます。
  5. Google Calendarとの連携:HubSpotとGoogle Calendarを連携させることで、HubSpotで設定したミーティングの予定をGoogle Calendarに自動で反映できます。これにより、Google Calendarをメインで使用している営業担当者も、HubSpotの日程調整機能を活用できるようになります。

以上のように、HubSpotの日程調整機能は多様なツールやサービスと連携可能です。これらの連携を活用することで、営業活動をさらに効率化できるでしょう。

他社の活用事例から学ぶ

HubSpotの日程調整機能を活用事例をもとにより具体的なシーンでの活用イメージを膨らませましょう。

  1. 営業チームでの活用:このチームでは、チームメンバーを含めた日程調整リンクを作成。空いているメンバーに自動的に日程調整がされる仕組みを活用することで、商談設定にかかる時間を70%削減することができました。これは、従来のメールでのやり取りを大幅に減らし、お客様が自分で都合の良い日時を選べるようになったからです。営業担当者は、浮いた時間を商談の準備やフォローアップに充てることができ、営業成績の向上につなげました。
  2. サンクスページでの活用:サンクスページにHubSpotの日程調整機能を活用することで、今すぐ層のリードの商談獲得に繋げることに成功。具体的には、Webサイトのホワイトペーパーや資料請求ページのサンクスページに無料相談会のミーティングリンクを積極的に配置し、今すぐ層が簡単に商談の予約ができるようにしました。その結果、問い合わせから商談までの期間が短縮され、商談化率が大幅に向上しました。

これらの事例から、HubSpotの日程調整機能を戦略的に活用することで、営業プロセスの効率化と商談数の増加を実現できることがご理解頂けたかと思います。是非、ご活用いただければ幸いです。

HubSpot日程調整に関するよくある質問

HubSpot日程調整は無料で使えるのか?

HubSpotの日程調整機能は、無料で使用可能ですが1対1のミーティング予約用リンク1件のみです!

チームメンバーとの複数人での日程調整は「Sales Hub」または「Service Hub Starter」、「Professional」、「Enterprise」のみ利用可能です。

Googleカレンダーとの連携は可能か?

い、HubSpotの日程調整機能はGoogleカレンダーと連携可能です。連携させることで、HubSpotで設定した予定がGoogleカレンダーに自動的に反映されるようになります。また、Googleカレンダーの予定もHubSpotに同期されるため、常に最新の予定情報を確認できます。

複数のカレンダーを管理することはできるか?

はい、HubSpotでは複数のカレンダーを接続し、それぞれのスケジュールを統合的に管理することができます。例えば、営業担当者個人のカレンダーとチームのカレンダーを接続し、全体の予定を一元的に把握することができます。

日程調整のリクエストを送る際にカスタマイズしたメッセージを追加できるか?

はい、日程調整のリクエストを送る際、デフォルトのメッセージに加えて、カスタマイズしたメッセージを追加することができます。これにより、顧客に対してよりパーソナライズされたコミュニケーションを取ることができます。

まとめ:HubSpot日程調整機能を最大限に活用するために

HubSpotの日程調整機能は、営業担当者の時間管理と顧客とのコミュニケーションを大幅に改善するための強力なツールです。

HubSpotの日程調整機能は、営業活動の効率化に大きく貢献するツールです。ぜひこの記事を参考に、自社の営業スタイルに合わせて機能を設定し、活用してみてください。うまく運用できるようになれば、商談の機会を逃すことなく、顧客との信頼関係を築くことができるでしょう。

HubSpotの日程調整機能について、まだ分からないことがあれば、HubSpotのサポートやパートナー企業に相談することをおすすめします。専門家の知見を借りることで、より効果的な活用方法を見出せるかもしれません。HubSpotの日程調整機能を味方につけて、営業活動の成果を上げていきましょう。

リードファクトリーではHubSpotの使い方、活用方法が聞ける、無料のオンライン相談会を開催中です。

・HubSpotで何ができるか知りたい方
・HubSpotを利用しているがもっと活用したい方

こちらからお問い合わせください。

\30分の無料オンライン相談会はこちら/

一橋大学商学部卒。ENEOS株式会社に新卒で入社。日本最大級の屋内型テーマパークの立ち上げ、ベンチャー企業でマーケティング責任者としてBtoBマーケティング、インサイドセールス等の立ち上げ。その後、プライム市場上場のグローバル医療メーカーにて、海外BtoBマーケティングに従事。その後、BtoBマーケティング・営業DX支援の株式会社LEAD FACTORY.を創業。