プロがおすすめするABMツール5選!基本機能や選定ポイントも解説

プロがおすすめするABMツール5選!基本機能や選定ポイントも解説

「ABMツールってなに」
「ABMツールを選ぶポイントは?」
「おすすめのABMツールを知りたい」

ABMとは、LTVの高いアカウントを選定し、最適なアプローチを行って利益を最大化するマーケティング手法です。ツールなしでもABMの効果を発揮できますが、膨大な時間と労力がかかってしまいます。

こうした課題点を解決するのが、ABMツールです。ABMに必要な業務を効率的かつ効果的に働き、売上向上につながります。

とはいえ「どのABMツールを使えばよいかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。

そこで、本記事では以下の内容を解説します。

  • ABMツールの特徴と機能
  • 選定ポイント
  • おすすめABMツール

「おすすめのANMツールを知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください。

株式会社リードファクトリーでは、ABMを含めたBtoBマーケティングの支援をおこなっています。企業の状況から最適なABMツールも紹介しますので「ABMのプロに相談したい」という方はぜひ一度無料相談にご参加ください!

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ABMツールとは、情報収集や顧客選定、営業検証をサポートするツール

ABMツールとは、企業情報の収集や顧客の選定、営業をサポートしてくれるツールです。

そもそもABMは最適なアプローチを実現するために、徹底したリサーチが必要になります。ツールなしでリサーチできますが、非常に時間のかかる業務になるかもしれません。

ABMツールは人の手だけでは到底不可能なスピードで情報収集ができるので、業務効率化が見込めます。

ABMで必要な業務を効率化させたり、質のよいアプローチにしたりできます。

また、こちらの記事「【これで完璧!】ABMとは?メリットや導入ステップも紹介」ではABMについて詳しい内容を解説しています。

「ABMについて詳しく知りたい」という方はぜひ参考にしてみてください!

ABMツールの基本機能5つ

ABMツールは情報収集や顧客選定などのABM業務に特化しています。とはいえ、具体的な機能についてピンとこない方も多いでしょう。

ここでは以下の5つの機能について紹介します。

  1. 企業情報の収集
  2. 企業の名寄せ
  3. 企業分析
  4. 名刺のデータ化
  5. SFAやMAの連携

わかりやすく解説していますので、導入前の確認としてぜひ参考にしてみてください!

1. 企業情報の収集

企業情報や評価、業界レポートなどから得た情報を集約します。

メリットは以下のとおりです。

  • データ分析の効率化
  • データ鮮度の担保
  • 営業リストの精度向上

顧客理解を素早く、深くリサーチできるので、準備にかかる時間を削減できます。さらに営業組織全体の提案力向上が見込まれます。

企業リサーチは、最も時間のかかる業務といわれているので、ツール機能を使って業務効率化を図りましょう。

2. 企業の名寄せ

名寄せとは、データ収集の際に、重複している情報を統合することです。同一企業である場合に、自動で削除したり、表記修正したりします。

情報が重複してしまうと、正確な数値が取れないので、未然に防ぐために搭載しています。

削除対象になる具体的な項目は以下のとおりです。

  • 顧客の名前
  • メールアドレス
  • 住所
  • 電話番号

名寄せ機能があると、ミスを気にしなくてもよくなるので、業務効率化とリサーチ時の生産性向上が見込めます。

3. 企業分析

過去に取引があった企業や、現在やり取りしている企業の情報を分析できる機能です。具体的には、企業の情報をABMツール内にアップロードをすると自動で分析を行います。

分析機能によって顧客ニーズの把握や、商談時の改善を可能にし、どのようなアプローチ方法がよいか判断できます。

また過去の商談実績から受注確度の高い企業をターゲティングできるので、機会損失も防げます。

4. 名刺のデータ化

紙の名刺をスキャンしてデータ化する機能です。社員が持つ名刺を社内で共有することで、重要なキーパーソンと連絡が取れる可能性があります。

名刺を管理するのは難しく、紛失してしまうかもしれません。しかしデータ化することで、いつでもどこでも見れます。

名刺と案件管理や商談管理と紐づけると、名刺機能を開いている状態から案件情報を見れたり、どのような商談だったかの確認したりできます。

5. SFAやMAの連携

APIを利用することで、SFAやMAと連携できます。ABMツールで集約されている情報をSFAやMAでも使えるおすすめの機能です。

また前項で話したデータ化された名刺情報と連携・活用できれば、営業プロセスの効率化が見込めます。

ABMツールの選定ポイント5つ

ABMツールの選定ポイントは以下の5つです。

  1. 登録企業数、タグはどれくらいか
  2. ツールの操作性は高いか
  3. 自社と同じ業種の導入実績があるか
  4. 長期的な運用が可能か
  5. サポート体制が整っているか

それぞれ順番に解説します。

1. 登録企業数、タグはどれくらいか

ABMツールごとに決まっており、登録企業数が多ければ多いほど、リストの質がよいといえます。

逆に少ないと、営業リストが少なくなってしまい、ABMツールの恩恵を受けにくくなります。自らネットで探すようになってしまうので、業務効率が非常に悪くなるでしょう。

また、タグなどで「年売上成長率」「スタートアップ」「新卒採用実施」など自社のターゲットを絞り込めるタグが多数用意&精度が高いことも重要です。

ABMツールを選ぶ重要な指標となるので、なるべく登録数の多いツールを選定するのをおすすめします。

2. ツールの操作性は高いか

機能性が高くても、ツールの操作がうまくできなければ、意味がありません。誰でも使えるような操作性を求めるようにしましょう。

とはいえ、情報を見ただけではわからないことが多く、購入して操作性が悪いと、コストを無駄に費やしたことになります。そこで無料トライアル期間を利用しましょう。期間限定ですが、コストをかけずに操作感を確かられるので、非常に便利です。

また、ツールによってはCRM/SFAの商談情報や受注情報と連携することができ、ホワイトリスト、獲得リード、商談化リード、受注リードを数字で把握することができるのでPDCAやアカウント戦略を立てやすくなります。

3. 自社と同じ業種の導入実績があるか

自社と同じ、もしくは似たような業種の導入実績があるかどうかを確認しましょう。もし実績があれば、自社でも同じような成果を得られる可能性が高いといえます。

また企業の規模も近ければ、導入の流れやイメージがつきやすく、自社の課題もスムーズに解決するかもしれません。

導入実績の確認方法としては以下のとおりです。

  • 資料ダウンロード
  • 公式サイトの導入事例集
  • オウンドメディアの事例紹介
  • お問い合わせフォームから直接確認
  • ツール会社が運営するオンラインセミナー など

また無料相談も開催しているのであれば、課題を伝えてどのように解決できるのかを具体的に聞くのもチェックする方法の1つでもあります。

4. 長期的な運用が可能か

ABMを長期間運用するのであれば、ツールの利用期間も長くなります。長期的に利用しても問題なく、成果を出し続けるツールであるかどうかを確認しておきましょう。

とくに顧客ニーズは移り変わりが早いので、最新情報のキャッチアップしやすいツールがおすすめです。企業情報の自動更新や、情報更新によるツールにある機能の対応力など更新が遅ければ、正確なアプローチができなかったり、検索しても抽出できなかったりするかもしれません。

更新しているかどうかの確認方法は以下のとおりです。

  • 公式サイトの最新情報に「アップデート情報」という記載が頻繁に確認できる
  • 公式サイトのメンテナンス情報が頻繁に更新している

購入前でも確認できるツールが多いので、確認しておきましょう。

5. サポート体制が整っているか

ABMツールを導入後は、ツールに使い慣れていないので、初期のトラブルが起きやすくなります。トラブルの中には自分たちではどうしようもできない問題もあるでしょう。

そのようなトラブル時に迅速に対応してくれるサポート体制が整っているのかを確認しましょう。サポート体制が整っていなければ、顧客に迷惑がかかったり、企業の情報が漏洩したりするかもしれません。

さらに、以下についても確認するようにしましょう。

  • サポート方法
  • サポートの対応時間

トラブルが起きた時にどのような方法でサポートしてくれるのかチェックします。具体的には、電話のサポートや遠隔操作でのサポート、出張サポートなのかなどです。とくに出張サポートになると、非常に手厚いサポートとなるので、ABMの候補ツールとして取っておくとよいでしょう。

サポートの対応時間で最も手厚いのは、24時間365日体制です。なにかトラブルが起きてもすぐに対応してくれる状態なのは、非常に心強いといえます。

おすすめのABMツール5選

プロがおすすめするABMツールは以下の5つです。

  1. uSonar(ユーソナー)
  2. スピーダ
  3. LeadPool(リードプール)
  4. TRENDEMON(トレンデモン)
  5. Marketo(マルケト)

それぞれ順番に解説します!

1. uSonar(ユーソナー)

uSonarとは、ユーソナー株式会社が提供しているABMツールです。業種・業界問わず営業成果の最大化と営業効率化 に貢献します。

約820万件の法人データを抱えており、国内最大の企業データ数を誇っています。受注につながる営業リストも作成可能です。

また辞書機能が搭載しており、散在する顧客データやリードデータを、高精度にクレンジング・名寄せします。

uSonarを導入したことで改善された具体的な数値は以下のとおりです。

  • リスト作成:作成時間を72%削減
  • 取引先の登録:年間1,000時間の工数削減
  • 情報収集:営業支援ツールとの連携で、名刺登録が3,000件→7,000件

部門別の使い方まで細分化されているので、部門別に使い分けたいなどの企業さまにはおすすめです。

公式サイト:https://usonar.co.jp/

2. スピーダ

スピーダは株式会社ユーザベースが展開するSPEEDA・INITIAL・FORCASなどの国内SaaSプロダクトを統一したABMツールです。

SPEEDA・INITIAL・FORCASは元は別のツールでしたが、2024年7月に1つのツールに統一。「経済情報をワンストップで届けて、意思決定し、実行してもらう」とい流れのスピードを上げていきたい思いから、スピーダは生まれました。

改善された業務の具体的な数値は以下のとおりです。

  • 1日かけて作成した資料がワンクリックでたった3分で完成
  • 1日かかるリサーチ業務をたった10分で完了

このように圧倒的なスピードで業務を完了させます。

またAI機能を活用することで、セールストークも作成できます。部門別の課題を自動で分析し、心を掴めるトークスクリプトができます。

AIを駆使した最新情報の取得は、複数のメディアから情報をまとめるので、偏った内容が出てきません。

3. LeadPool(リードプール)

LeadPoolは株式会社Merが提供している次世代AIリードデータベースを搭載しているABMツールです。

500万社以上ある膨大なデータを活用した精度の高いアプローチを実現しているだけでなく、400万人以上の人物データとSNSを経由したキーパーソンとの1対1アプローチも実行できます。

企業リサーチは既存情報はもちろん、プレスリリースの情報も含まれているので、今後の動きを先読みして、迅速な対応が可能です。

サポート体制も充実しており、いつでも見れる動画の提供やLeadPoolの機能を使った活用事例があるので、自社が抱える課題と似たような課題を解決していると、その事例を確認しながら解決できます。

オンラインミーティング後に無料トライアルも受けられるので体験したい方は、ぜひ試してみてください。
公式サイト:https://www.leadpool.tech/

4. TRENDEMON(トレンデモン)

TRENDEMON(トレンデーモン)はTRENDEMON社が提供しているABMツールで、コンテンツの価値を成長させたいときにおすすめです。

TRENDEMONが選ばれる理由は以下の3つです。

  • コンテンツの価値を数値化
  • カスタマージャーニー計測
  • パーソナライゼーション機能の標準搭載

コンテンツで重要な読了率と回遊率とCVRを可視化できることで、各コンテンツごとのパフォーマンス値を確認できます。この情報からコンテンツをリライトしたり、新規コンテンツでは課題点を改善を試みることが可能です。

また長期間のカスタマージャーニー計測もできます。これによりブラックボックスだったコンテンツのCV貢献度が明確になります。

パーソナライゼーション機能では、ユーザーの段階に応じて最も効果的なコンテンツを発信。匿名だったユーザーから見込み客へ、見込み客から顧客化へと段階的に進められます。

コンテンツの効果を最大化させたい企業におすすめできるツールです。
公式サイト:https://trendemon.jp/

5. Marketo(マルケト)

Marketo(マルケト)はAdobe社が提供している最大級のMAプラットフォームで、ABMはもちろん、コンテンツやリード開発など、力を結集した単一ソリューションで顧客とつながったり、チームの時間や労力、リソースを節約できます。

ABMで必須のアカウントリストはAIが作成することで、業務効率化を可能にします。さらにABMのアプローチと最適な顧客体験を組み合わせて、刺さる提案を届けます。これにより検討段階を効率的に進め、商談をスムーズにまとめられるでしょう。

またAI機能では、ランディングページ、電子メールなども作成できます。質の高いものが完成するので、手間をかけずに提供できるでしょう。

ABM以外にも、MAやリード管理、メールマーケティングなども利用できるので、「MA全般で利用したい」という企業におすすめです。

公式サイト:https://business.adobe.com/jp/products/marketo/adobe-marketo.html

自社に最適なABMツールを導入して売上最大化を狙おう!

ABMを実施する際にはABMツールは必須です。しかし「自社に合うABMツールってなにがいいのだろうか」と迷ってしまうことも多いでしょう。

株式会社リードファクトリーでは、ABMやその他のBtoBマーケティングの相談を受け付けております。今なら無料で相談できるので「ABMツールについて教えてほしい」という方はお気軽にご相談ください!

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一橋大学商学部卒。ENEOS株式会社に新卒で入社。日本最大級の屋内型テーマパークの立ち上げ、ベンチャー企業でマーケティング責任者としてBtoBマーケティング、インサイドセールス等の立ち上げ。その後、プライム市場上場のグローバル医療メーカーにて、海外BtoBマーケティングに従事。その後、BtoBマーケティング・営業DX支援の株式会社LEAD FACTORY.を創業。