広告運用を検討する際、自社でおこなうか、外注すべきかを悩まれる企業が多数存在します。広告運用をおこなう際にはいくつかの方法があり、それぞれにメリットやデメリットがあるため、自社の状況に合った方法を選択することが重要です。
本記事では、広告運用を外注するメリット・デメリット、依頼先の選び方まで解説していきます。


広告運用を外注する際の方法は3種類
広告運用を始める際には、主に下記3種類の方法があります。
- 自社でおこなう
- 広告代理店へ依頼する
- フリーランスへ依頼する
すでに専門知識をもつ担当者が専任で担当できるのであれば、自社運用をおすすめします。しかし、専門知識を持っている担当者がいたとしても、外注をするメリットがあるため、外注するメリットを把握したうえで検討しましょう。
「広告代理店に外注する場合」と「フリーランスに外注する場合」とで分けて解説します。
広告運用を広告代理店に外注するメリット

広告運用を外注するメリットは下記の4つです。
- 広告運用のプロに任せられる
- 社内のリソースが空く
- 類似業界の事例を参考にできる
- 最新の事例や情報を知れる
広告運用を外注することで、最新の事例や類似業界の事例を活かした効果的な運用が可能です。さらには、時間やコストが削減できるため、社員がコア業務に集中できるというメリットもあります。
広告運用のプロに任せられる
広告運用にはマーケティング思考、コピーライティング、デザインスキル以外にも広告媒体の知識など、さまざまな専門的な知識やスキルが必要です。広告運用を外注することで、知識や経験豊富なプロに任せることができるため、自社で運用するよりも効果的な運用が期待できます。
また、トレンドや新しい手法など移り変わりが早い中で、各広告プラットフォームの特性や最新のトレンド、効果的な運用テクニックにキャッチップするのは至難の業です。プロが持つ最新の専門知識とスキルを活用することで、広告の効果を最大限に引き出すことができます。
社内のリソースが空く
広告運用のためには、広告媒体のアカウントの作成や、広告文の作成、デザインの作成、入札単価の調整、広告運用レポートの分析など多岐にわたる専門的な業務が必要です。
これらを社内で行おうとすると、かなりの工数と時間を要してしまいます。広告運用を外注することで、これら業務をワンストップで実行してくれるため、社内のリソースを空けられ、社員は本来のコア業務に専念することができます。
類似業界の事例を参考にできる
広告運用の外注先は、さまざまな業界の広告運用を請け負っているケースが多く、類似業界にも精通している可能性があります。類似業界の成功事例を活用することで、広告運用成功の確率を高めることができます。
最新の事例や情報を知れる
広告業界のトレンドや最新の事例を知ることで、効果的な広告運用はもちろん、製品開発や施策の方向性に活かすことも可能です。
広告運用を請け負っている会社は広告業界のプロです。広告に関する情報のキャッチアップが早く、幅広い業界の情報にも高いアンテナを張っているため、各業界・媒体のトレンドやアルゴリズムの変更などの情報もいち早く知ることができます。
広告運用を広告代理店に外注するデメリット

広告運用を外注するデメリットは大きく分けて下記の3つです。
- 外注費用がかかる
- 自社にノウハウが蓄積されない
- 対応に時間がかかる場合がある
外注先に広告運用を任せっぱなしにしてしまっていると、自社で運用をする際にノウハウの蓄積がなく、効果的な運用ができません。また、もちろんですが、外注をする際には費用がかかるため、自社のリソースや財務状況を加味したうえで検討する必要があります。
外注費用がかかる
広告運用を外注する際は、マージンを運用会社に支払う必要があります。マージンの設定は会社によってさまざまですが、一般的には20%程度です。広告運用は契約期間が3ヶ月〜1年程度に設定されていることが多く、その期間中はマージン費用を支払い続ける必要があります。
また、広告は専門家が運用したからといって、必ずしも成果が上がるものではありません。その点も把握したうえで外注をするかの判断をしましょう。
自社にノウハウが蓄積されない
広告運用を外注先へ任せっきりにしている場合、自社に広告運用のノウハウが溜まりにくくなります。いざ、自社で運用をしようと思った際に、どのように運用すればいいかがわからなくなってしまいます。
広告運用を外注する際も、できるだけ媒体やセグメントの選定基準やレポート、改善提案などを詳細に聞いておき、どのように広告運用をおこなっているのかを把握しておくことが重要です。
対応に時間がかかる場合がある
外注先は複数の案件を同時に請け負っていることが多いため、急を要することや、修正を依頼したい場合に対応が遅れてしまうことがあります。
修正は余裕を持って依頼をしたり、担当者との連絡がスムーズに行えるかどうかを事前に確認したりするなどの対策が必要です。
広告運用の外注をフリーランスに外注するメリット
広告運用の外注をフリーランスに依頼すると、下記のメリットがあります。
- 広告代理店より費用が安い
- 契約期間に縛りがない
- スピーディーに対応が可能
広告代理店へ依頼をする際、広告費の20%を手数料として支払うため、月間の広告費や契約期間に縛りがあることが大半です。フリーランスであれば、月々の広告費や契約期間に縛りがないため、少額・短期間での広告運用も可能です。
また、広告代理店は土日休みの会社が多い一方で、フリーランスは決まった休みや営業時間がないため、広告代理店が稼働していない時間帯や、土日なども対応してくれるケースが多いです。
広告運用の外注をフリーランスに外注するデメリット
広告運用をフリーランスに依頼する際は、下記のデメリットも把握しておきましょう。
- 対応可能な金額や媒体、量が限られる
- 媒体に支払う金額は自社で支払う
- 広告代理店に比べ、信頼度が低い
フリーランスは広告代理店に比べ、出稿できる媒体や金額、依頼できる量が限られています。広告代理店に比べ、リソースが少ないため、出稿できる媒体の数が少なく、資金力もないため、あまり大きな金額の発注は受け付けていないケースもあります。
また、広告代理店に外注する場合はGoogleなどの広告媒体の支払いは広告代理店が負担して、運用フィーと一緒に自社に請求されることが一般的です。フリーランスでは広告代理店のように広告費を負担できないため、自社クレジットカードの与信がないと一定金額以上の出稿ができない場合がありますので注意してください。
また、案件の途中で連絡がつかなくなってしまったり、何らかの事情で休業・閉業をしてしまうケースもあるため、注意が必要です。
広告運用を外注する際の費用相場
広告運用を外注する際にかかる費用相場について解説します。
広告代理店に依頼する際の費用相場
広告代理店に依頼する際の費用相場は下記の通りです。
- 初期費用:0〜30万円
- 手数料:月間運用費の20%
▼広告代理店に依頼した際の費用例(最低出稿期間:6ヶ月、最低出稿金額:100万円/月)
初期費用30万円+(広告費100万円×手数料20%)×6ヶ月=750万円
初期費用は依頼する会社やプランによって異なります。また、出稿金額や契約期間に縛りを設けていることが多いため、広告代理店に依頼をする際には、最低出稿期間でどれぐらいの費用がかかるのかを把握しておきましょう。
フリーランスに依頼する際の費用相場
フリーランスに広告運用を依頼する際の費用は依頼先によってさまざまです。運用費に応じて◯◯%といった形で手数料を設定している場合もあれば、月額◯◯万円という形の固定報酬制や、結果に応じた成果報酬型で設定している場合もあります。
フリーランスに依頼する場合、初期費用がかからなかったり、手数料が安かったりするケースが多いため、広告代理店と比較すると、比較的安価に済むでしょう。
また、フリーランスに依頼する場合は、広告代理店に依頼する場合と異なり、出稿金額や期間に縛りを設けていないケースが多いため、状況に応じて柔軟に費用の調整や出稿の停止ができます。
広告運用を外注する際の広告代理店の選びかた
広告運用の外注先を選ぶポイントについて解説します。
- 広告アカウントを譲渡してもらえるか
- 業界に精通しているか
- レポーティングや改善提案をしてくれるか
- 契約期間や最低出稿金額などの条件がマッチしているか
- 担当者との相性
広告運用の外注先を選ぶ際には上記5つのポイントを最低限押さえておくことで、外注先選びで失敗するリスクを軽減できます。
広告アカウントを譲渡してもらえるか
広告運用を外注する際に1番重要なのは、広告アカウントを譲渡してもらえるかです。
外注先での運用から、自社での運用に切り替えたい際に、今までの広告アカウントを継続して使えることで、工数削減やノウハウやデータの蓄積になるためです。
外注先によっては、広告アカウントのノウハウが流出する可能性があるため、譲渡してくれない外注先もあるため、事前に確認しておくようにしましょう。自社で広告アカウントを持っている場合は自社の広告アカウントで運用をしてくれるかを確認しましょう。
業界に精通しているか
広告運用の外注先を選ぶ際は、自社のニーズと外注先の強みがマッチしているかを確認することが重要です。
広告運用で多くの成果を残している会社や同業界から多くの依頼を受けており、事例や実績が豊富な会社は、広告運用を依頼した際に、効果的な運用や積極的な提案をおこなってくれる可能性が高いです。
BtoBに強いのか、ECやショッピング系に強いのかなどを事前に把握した上でお問い合わせをしましょう。
レポーティングや改善提案をしてくれるか
毎月のレポーティングがわかりやすいか、レポートの内容を踏まえて効果的な改善提案をおこなってくれるかは検討するうえで、非常に重要です。
レポートについては訪問、あるいはWebミーティングなどで月に1回程度、定例で報告をしてくれ、改善点についてもわかりやすくレポートをまとめてくれる会社であれば、安心して依頼ができます。
レポーティングや改善提案は今後の運用にも大きく影響するため、外注先を選定する際は、レポーティングの項目や改善提案の例を聞いておくようにしましょう。
契約期間や最低出稿金額などの条件がマッチしているか
外注先によっては、広告の効果を最適化するために、契約期間や最低出稿金額を設定している会社があります。出稿を停止したい際にトラブルになってしまう可能性もあるため、自社の予算やスピード感に合う条件であるかは事前に確認をしておきましょう。
担当者との相性
広告運用を依頼する会社を選ぶ際は、担当者との相性も重要です。担当者との相性が合わなければストレスがかかってしまいます。レスポンスのスピードや広告運用の知識だけでなく、感覚的にストレスなく関われるかどうかも長く携わるうえでは重要です。
まとめ
広告運用を自社で運用するか外注するかを決めるうえで必要な外注のメリット、デメリットや選び方、費用相場などを解説しました。思ってたよりも確認する事項が多かったのではないでしょうか。
広告運用は、必要となるコストや求められる成果も大きくなりがちですが、だからこそ安易に外注先を決めずに、事前確認を徹底的におこない、判断することが大切です。
リードファクトリーでは、広告運用に関する無料相談をおこなっています。ぜひお気軽にご相談ください。

一橋大学商学部卒。ENEOS株式会社に新卒で入社。日本最大級の屋内型テーマパークの立ち上げ、ベンチャー企業でマーケティング責任者としてBtoBマーケティング、インサイドセールス等の立ち上げ。その後、プライム市場上場のグローバル医療メーカーにて、海外BtoBマーケティングに従事。その後、BtoBマーケティング・営業DX支援の株式会社LEAD FACTORY.を創業。